燃焼実験動画のご案内
未加工・防炎加工の比較
難燃加工・不燃加工の比較
1.ベニヤ合板 (t=9mm)
2.MDF板 (t=4mm)
3.ダンボール (t=10mm)
5.プラダン (t=4mm)
6.厚紙ボード (t=3.2mm)
7.杉 板 (t=12mm)
8.発泡スチレン (t=20mm)
9.発泡スチロール(t=15mm)
10. 薄ベニヤ合板 (t=4.0mm)
「燃えない造花」の薬剤を開発しました
動画をご覧ください
下記が動画のリンクです
1)KS・フラワーリターダントN(記号KS・FRN)
1液タイプ 仕上がりツヤ有り(粘度調整不可)
2)KS・フラワーリターダントG(記号KS・FRG)
1液タイプ 仕上がりツヤ無し(粘度調整不可)
どちらもプライマーを必要としません。
又、仕上がりは柔らかくあまり元の素材を変化させません。
造花の防炎後の仕上がりの美しさ、風合いをほぼ変えないことを
重視して開発を致しました。ただし、これら薬剤は、完全耐水性でありませんので、いくらか気温、湿度に影響を受けます。
湿度が高いときは、全体がしっとり感があり、湿度が低く気温が高い乾燥しているときは、少し硬くなりいくらか白くなるものがあります。
薬剤自身は、水性不燃塗料ですので加工中、乾燥後にも匂いが致しません。加工法は、ほとんど浸漬法で行い、乾燥が早いので扇風機による
自然乾燥で充分対応できます。
最大の特徴は、たとえ燃焼しても有毒ガスを発生せず、火源の熱の伝わった箇所しか燃えません。
造花は、消防法で防炎をする規制が指定されていません。
しかし、現実には壁の緑化や大衆が集まる部屋、避難経路沿いの装飾等に
使用される大量の造花には、必ず、消防署より防炎加工をするべく指導が
入ります。それは、消防法で義務づかれていなくても都道府県、市町村条例で必ず義務づけられているからです。
実際に造花が燃えて、大量の黒煙混じりの有毒ガスを発生して、人命が
失われかけた事例が出ています。
今の造花は、生花と見分けのつかないほど良くできたクオリティがあります。材質は、PP樹脂、PE樹脂、塩化ビニル樹脂、PET樹脂等で
良く燃え、有毒ガスを発するものばかりです。
人命を守るためには、防炎加工をして使用することです。
消防法での規制が無いので、造花の防炎加工済基準がありません。
日本防炎協会にご相談しても、何ら回答は得られません。
それでいて、消防署から防炎加工を指摘されます。どうするか言われると
どこかに防炎加工を依頼するしかありません。
防炎薬剤を製造している企業は、的確に造花に適した薬剤を製造したり
研究をしているでしょうか。現在の段階で防炎加工後の仕上がりがクリアーで白濁がなく、風合いを損ねない造花専用の防炎薬剤を製造している
企業は、皆無に近いでしょう。
自信もって言えることは、当社は造花の防炎薬剤に関して10年以上の
研究をしています。それでもやっと納得のいく造花用防炎水性塗料を
開発いたしました。何回もの実験と試験の結果、良い造花専用防炎剤が
出来上がり発表いたしました。
今度は、造花専用の燃焼試験機が無いので、この試験機の開発とこれを
使用して実験データー作りを開始しました。
安全な基準を作り、安心して使用していただける造花の防炎を世の中に
広める所存です。
造花の防炎加工処理済報告書が、堂々と消防署に提出できることになるでしょう。防炎加工処理協同組合(略称・防火協)が責任をもって認定する時が来ることでしょう。
pp樹脂、PE樹脂製で一枚の葉が5mm以下で無数に密集しているものです。
防炎薬剤が細部まで行き渡りにくく、浸漬後の余分な液を落としにくいので良く振り落とします。そのため薬剤不足になり、再度浸漬しますが、今度は付着しすぎて白濁しやすく、仕上がりが悪くなります。また、燃焼試験において小さな葉の周りに酸素が多く入り燃えてしまいます。大変むづかしいです。
又は、素材の厚さが厚い物は、防炎加工後すぐには着火しなくとも中の素材に火が着きますと燃え上がり、その火力が連鎖して燃え続けます。
これら2点類は、必ず加工前に試験加工して判断するしか方法がありません。
設計の段階で、防炎加工業者と打ち合わせ、出来るだけ使用量を少なくするか
少しの白濁だ目立たない設置が必要と思います。
現在、この種の造花にも使用できる防炎薬剤の開発に取り組んでいます。